- ThunderBirdのLightning(カレンダー機能)でicoudのカレンダーを表示する
- 表示したicloudカレンダーは同期と編集が可能なようにする
普段プライベートPCでは昔からThunderbirdを使っていたのですが、カレンダーは色んなアプリを試してはしっくり来ていません。
そういえばThunderbirdにもカレンダー機能あったなぁとふと思い出しまして、今回はThunderBirdのLightningを使ってみようと思います。
普段私はicloudのカレンダーをメインカレンダーに使っているのでLightningで使えるようにしてみたいと思います。
本記事はこちらを参考に作成しました。
目次
icloudでアプリ用のパスワードを取得する
まず、ブラウザからicloudにログインします。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-26.png?resize=482%2C411&ssl=1)
ログインしたら右上をクリックして、アカウント設定をクリック。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-28-1024x587.png?resize=728%2C417&ssl=1)
アカウント設定のAPPLE IDの下の管理をクリック。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-29-1024x239.png?resize=728%2C170&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-30-1024x643.png?resize=728%2C457&ssl=1)
またログインします。
最初からAppleIDにログインしてもよかったのですが、どうせカレンダーにもアクセスするのでこのようにしてみました。
ログインすると「セキュリティ」のところに「App用パスワード」の項目があるので「パスワードを生成」をクリック。
パスワードのラベル名は適当に「Lightning」を入力すると以下のようなポップアップが出てパスワードが確認できます。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-31.png?resize=728%2C322&ssl=1)
このパスワードはどこかにメモしておきます。
icloudカレンダーの情報を取得する
Lightningからicloudにアクセスするには以下の情報が必要です。
- Server Number
- User ID
- Calendar ID
これは個人個人で違うので確認していきます。
確認する際にはブラウザの開発者モードを使うのですが、私はchromeを使うことにしました。
まずicloudカレンダーに再びアクセスします。
アクセスしているタブでchromeの右上の…をクリックして「その他のツール」から「デベロッパーツール」を選択します。
すると以下のような画面が開きます。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-32.png?resize=640%2C958&ssl=1)
ここでFetch/XHRを選択して、上の検索エリアに「clollections」と入れておきます。
icloudカレンダーに戻ってLightningに追加したいカレンダー横のチェックボックスをオンオフしてみます。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-33.png?resize=249%2C447&ssl=1)
オンオフすると、先ほどのデベロッパーツールに行が増えます。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-34.png?resize=640%2C958&ssl=1)
増えた行をクリックすると以下のような画面が出てきますので、「Headers」を選択します。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-35.png?resize=640%2C958&ssl=1)
ここにある「Request URL」をコピーします。URLは以下のような感じになっています。
https://<server-number>-calendarws.icloud.com/ca/collections/<calendar-id>?clientBuildNumber=XXXXXXXXXX&clientId=XXXXXXXXXX&clientMasteringNumber=XXXXXXXXXX&clientVersion=XX&dsid=<user-id>&endDate=XXXX-XX-XX&ifMatch=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX&lang=ja-jp&methodOverride=PUT&requestID=XX&startDate=XXXX-XX-XX1&usertz=Asia%2FTokyo
このURL赤字部分に含まれる情報(server-number, calendar-id, user-id)をメモしておきます。
Lightningにicloudカレンダーを追加する
ここまででLightningにicloudカレンダーを追加するために必要な情報が一通りそろいましたので、Lightnigの設定していきます。
ThunderbirdのLightningの左下のカレンダーエリアを左クリックして「新しいカレンダー」を選択します。
ThunderbirdでLightningを表示は、上側のメニューバーの「予定とToDo」>「カレンダー」で表示できます。
ここで「ネットワークのサーバーに保存する」を選択して「次へ」を押します。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-36.png?resize=482%2C392&ssl=1)
次の画面では「CalDAV」を選択して、ユーザー名のところにはicloudへのログインで使用するメールアドレスを入力します。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-37.png?resize=482%2C392&ssl=1)
「場所」のところには先ほど入手した情報から以下のようなアドレスを作成して入力します。赤字の部分を書き換えればいいです。
https://<server-number>-caldav.icloud.com/<user-id>/calendars/<calendar-id>/
すると以下のような画面が出てきますので、「名前」と「メール」は自分の好きな設定にしておきます。
![](https://i0.wp.com/motomura-kazushi.net/wp-content/uploads/2021/09/image-38.png?resize=482%2C392&ssl=1)
「次へ」を押して問題なければ追加されます。
複数のicloudカレンダーを追加する
複数追加する場合は、calender-idだけ読み取ってURLを作り直せば簡単です。