- Google Earth EngineのEarth Engine Explorerの概要理解
- Earth Engine Explorerで衛星画像を簡単表示
- Earth Engine Explorerで2時期の衛星画像比較
Google Earth Engine(GEE)
Googleが提供している地球の様子を衛星画像によって可視化、分析できるクラウドベースの地理空間分析プラットフォームです。詳しくはこちら。
前から気になっていてガッツリいじったことがなかったGoogle Earth Engineを動かしてみたいと思います。
すぐコーディングしたいところですが、先ずはとっつきやすいところから…。
本記事はこちらのGoogle Earth Engineのページを参考に作成しています。
目次
Earth Engine Explorerへのアクセス
Earth Engine Explorerはhttps://explorer.earthengine.google.com/からアクセスできます。
アクセスするとこんな感じのページが開きます。
データカタログの確認
画面の右上にData Catalogのタブがあるので選択して、どんなデータがあるか確認します。
Data Catalogを選択するとこんな感じの画面が出てきます。
Popular Tags(人気のタグ)というエリアにいくつかタグが並んでいるので、みてみます。MODIS等が使えそうです。
次はusgsタグを見てみます。Landsatなんかが使えそうですね。
データの詳細を確認する
データセットの詳細はデータセットの名前をクリックすると確認できます。
試しにLandsat 8 Collection 1 Tier 1 32-Day NDWI Composite
というプロダクトの詳細を見てみます。
右側のカラムでData availability (time)でデータが最新いつ頃まで提供されているか、プロバイダ(提供元)が誰かといった情報が確認できます。
文章のところは概要が書いてあって、表の部分に空間分解能が記載されています。
利用規約も書いてあって便利ですね。
(ちなみに利用規約をデータごとに確認しないと使いづらい場合が多々あり、私はコレ地味ですけどかなり大事だと思います。)
ワークスペースへのデータの追加
先ほど確認したLandsat 8 Collection 1 Tier 1 32-Day NDWI Composite
をワークスペースに追加してみます。
先ほどのデータの説明ページの右側にOpen in workspaceというページがあるので、それを選択するとワークスペースに遷移して追加することが出来ます。
操作感はGoogleMapと同じなので、全く違和感なく操作できます。
右側にデータセットが追加されています。目のマークをクリックするとデータセットのオンオフを切り替えることができます。
またデータセット名自体をクリックすると図のような画面が出てきて表示する設定を色々変えることが出来ます。
一般的なGISソフトと操作感が似ているので違和感なく使えそうです。
表示データのダウンロード
右下の⇩で画像をダウンロードできます。クリックすると設定画面に遷移します。
Regionは今見ている範囲でダウンロードしたり四角でAOIを指定したりもできます。
Geotiffでダウンロードできるのもいいですね。そのままGISソフトでの解析に持っていけます。
経時変化の視覚化
Google Earth Engineっぽい機能だったので経時変化の視覚化もやってみます。
まずワークスペースでLandsat 5 TM Collection 1 Tier 1 32-Day TOA Reflectance Composite
というデータセットのレイヤを2つ追加します。
またワークスペース上部の検索バーでLas Vegas, NV
と入力して検索します。
レイヤの設定で上側のレイヤの期間を 2011 年 8 月 12 日~2011 年 9 月 13日、下側のレイヤの期間を 1986 年 8 月 13 日~1986 年 9 月 14 日に設定します。
角レイヤのオンオフを切り替えると経時変化を見ることができます。
画像キャプチャして見てみましたがいい感じに変化がわかります。